サービスのご案内

当所のサービスについてご紹介します。

言語習得の根本原理の解説

多言語習得を目指す意欲的な人も、せめて英語だけでも何とかしたいという希望を胸にコツコツと努力を続けている人も、外国語学習に特有の壁にぶち当たって挫折感に苛まれることは決して珍しくありません。誰にとっても「上達している」、「進歩している」という実感を持てない行為を長く続けることは苦痛以外の何物でもありません。ではなぜそのような状況に陥ってしまう人が後を絶たないのでしょうか?

先天的あるいは後天的な障害を背負っている場合を除き、世界中の子供たちが難なく母国語を習得しています。母国語の習得に挫折する子供の話を聞いたことのある人はおそらくいないのではないでしょうか?

この問題を「子供は頭が柔らかいから大人とは違う」という一言で片付けてしまうことは簡単ですが、「頭が柔らかい」とはどういうことか、子供と大人ではどこがどのように違うのか、といったテーマを深く掘り下げない限り、真の解決策は見えてきません。

実は言葉を習得するプロセスは子供も大人も変わりません。もちろん、成人になってから英語の学習を始めた人には、英語圏で生まれ育った人の幼少期をまるごと体験するような時間的余裕も経済的余裕もない場合がほとんどでしょう。

しかしながらそこまでしなくても、子供が言葉を習得する基本的な流れを踏襲しさえすれば、年齢に関係なくバイリンガル、トリリンガル、さらにはマルチリンガルになることができます。

「灯台下暗し」とはよく言ったもので、多くの人がどうやって母国語を習得したのか忘れてしまっています。

「多言語学習の中村屋」では、このような言語習得の根本原理を丁寧にお伝えすることにより、お客様が抱えている言語学習上の問題を浮き彫りにし、軌道修正を図るお手伝いをさせていただきます。

あらゆる言語を「正しく聞く」ために必要な練習方法の提示

言語学習において「正しく聞く」ことの重要性はいくら強調しても強調しすぎることはありません。「正しく聞く」とは「オリジナルに忠実に聞く」ことに他なりません。「話者の声に含まれている全ての倍音を過不足なくキャッチする」と言ってもいいかもしれません。

残念ながら「正しく聞く」というプロセスをないがしろにした言語学習は不完全燃焼に終わってしまいます。それが自然の摂理なので仕方がないと言えば仕方がないことですが、そうと知らずに報われない努力を続けている学習者にとっては不幸な出来事と言わざるを得ません。

例えばロシア語を習得したいと思った場合、「ロシア人のように聞く」のでなければ、ロシア語の表現の醍醐味を味わうことも、ロシア人という民族に特有の心理に共感することも決してできない筈です。もちろん、翻訳という知的な置き換えを利用して、ロシアという国やそこに暮らす人々に対する理解を深めることには大いなる意義がありますが、それはロシア語の習得とは別の次元の話です。

一般に母国語のみの環境で育った子供は5-6歳になると、耳が完全に母国語の音韻環境に順応して、母国語以外の言語の音を正確に知覚できなくなってしまいます。つまり耳(ひいては脳)が母国語の体系に「ロック」されてしまいます。

近年の語学教育では「聞くこと」の重要さが叫ばれています。大手語学系出版社から刊行されている語学書のほとんどに、CDが付属していたり、音声ダウンロードのリンク先が記載されていたりします。

それはそれで好ましいことではありますが、母国語に凝り固まった耳をほぐしてやらない限り、「正しく聞く」段階に至るのは難しいです。

「多言語学習の中村屋」では、人間の聴覚器官がどのように言語音声を捉え、その音声が脳でどのように処理され、さらにどのように身体に同化するかといったことを徹底的に研究し、外国語の音を「あるがままに」聞けるようになるための具体的かつ実践的な練習方法を提示します。

あらゆる言語を「正しく発音する」ために必要な練習方法の提示

フランスの耳鼻咽喉科医であり聴覚心理学の専門家、言語学者でもあった故アルフレッド・トマティス氏が発見した原則の一つに「聞こえない音は決して発音できない」というものがあります。この原則に例外はなく、神経学的に立証されているにもかかわらず、言語学習の場で活かされているとは言えないのが現状です。

「正しく発音する」ための大前提となるのが「正しく聞くこと」なのです。この順番を逆にして、正しく聞けていないのに、口の形や舌の位置を意識して発音の練習をすると、残念ながら袋小路に陥ってしまいます。

「正しく聞くこと」を習慣化すると、最初は耳慣れなかった外国語の音が、背骨に響くような感覚が得られます。この状態になればしめたもので、発音練習を開始するのに必要な条件が整ったと言えるでしょう。

「多言語学習の中村屋」では、独自に編み出した二段構えの発音練習法により、例えばイギリス英語を学ぶ人であればご自身の声がイギリス人の声に、ドイツ語を学ぶ人であればご自身の声がドイツ人の声に、フランス語を学ぶ人であればご自身の声がフランス人の声に変化する体験をしていただけます。

このようなプロセスを経て新しい言語に特有の音やリズムに聴覚器官と発声器官を同化させると、脳はその言語に対する「身体的な振る舞い」を記憶し、定着させます。その結果、日本人としてのアイデンティティーから独立した形でイギリス人としてのアイデンティティー、ドイツ人としてのアイデンティティー、あるいはフランス人としてのアイデンティティーが確立されていきます。

ある言語を習得するということは、それを話す民族のアイデンティティーを抱え込むことに他なりません。だからと言って日本語(母国語)を話す日本人としてのアイデンティティーが損なわれることはありません。

むしろ一つの言語から別の言語へ自由に行き来することを覚えた脳から見た世界は、母国語のみを使用していた時期とは比べ物にならないほど、豊かに拡がっていきます。

一旦この流れに乗ってしまえば、さらに別の言語を習得するのが容易になります。

母国語の干渉(引力圏)から自由になる体験の提供

何語の習得を目指す場合であれ、母国語の干渉から自由にならない限り、大きな進歩は望めず、いつまでも苦しい状態が続くことになります。

人間の聴覚器官と発声器官は、正しいトレーニングさえ積めば、最終的にはどんな言語の音にも適応していきますが、このような変化を定着させるためには、ある程度の時間がかかることを覚悟しなければなりません。根気の要る作業であることは否定できません。

しかしながら第一外国語(多くの人にとっては英語)の神経回路を構築して、母国語の神経回路と両立させてさえしまえば、第二、第三、第四の外国語を習得する道が一気に開けます。

「多言語学習の中村屋」では、特殊な加工処理を施した外国語の音声を一定時間聴いていただくことにより、ご自身の聞き取りと発声に起こる変化を体験していただけます。別の言い方をすれば、「母国語とは異なるモードで脳が動いている」というプチ体験をしていただくことが可能です。

このような変化は一過性のものであり、日々の練習によって定着するものですが、人間は「実感を伴わないもの」に対して努力し続けることはできない動物なので、この体験メニューをサービスの一環として提供します。

お客様の生活環境に合ったモデル学習プランの提案

マルチリンガルを目指すと言っても、僕のように何十カ国語も習得したいという奇特な人から、とりあえず英語とフランス語とスペイン語だけでもできればという人まで、千差万別でしょう。

既にバイリンガルあるいはトリリンガルの人が新しい言語を習得するのは、モノリンガルの人が第一外国語を習得するよりも遥かに簡単ではありますが、習得したい言語の数が多ければ多いほど、時間や労力がかかるのも事実です。

平日は朝から晩まで仕事に忙殺され家に帰ればぐったりという状態で、何十カ国語も習得するのは現実的ではないかもしれません。

もちろん、アルフレッド・トマティス氏がその著書「人間は語学の天才である」で語っているように、私たちの脳はこの地球上のあらゆる言語を好きなだけ習得する能力を持っていますから、長期的には、変に限界を設けて無限の可能性に蓋をしてしまわない方が良いです。

しかしながら、まずはそれぞれが置かれた生活環境の中で、地に足のついた学習プランに沿って数カ国語の習得に取り組み「日々の進歩」を実感することが、途中で挫折しないためにも重要であると考えます。

このような観点から「多言語学習の中村屋」では、お客様の現在の生活環境に合った具体的かつ実践的なモデル学習プランを提示します。

また、忙しい社会人が複数の言語を習得するには、ストレスの処理や時間の管理を含めた生活全体のマネジメントが不可欠です。したがって語学習得に最適な環境が整うように食事・睡眠・運動をカスタマイズするための知識も併せてお伝えします。

頻出語彙を効率的に習得するためのヒントの提示

特に学習の初期段階においてどのような単語をどれだけ覚えればいいのか、そのためにはどのようなツールが有効なのか、またどのタイミングでどの程度繰り返せばよいのか見当がつかず、途中で投げ出してしまったり、他の効率的な方法を模索することに時間を費やしてしまったりして、頻出語彙を獲得するプロセスがないがしろになってしまうケースが少なくありません。

学習言語で書かれている本を大量に読めば語彙は自然に身につくという意見もあるかとは思いますが、頻出語彙を獲得する段階を飛ばしてその言語で書かれている文章を解読しようものなら、頻繁に辞書を引くという苦痛に満ちた作業を余儀なくされ、時間とエネルギーを浪費してしまいかねません。

極めて語彙が少ない状態でも読める本を多読するのも一つの方法ではありますが、そのような本の中から自分の興味を惹く内容のものを選定するのは至難の業です。

また、学習言語の音を正確に聞き取り正確に発音する能力の開発をなおざりにしたまま「読む」あるいは「書く」という行動に突き進むと、遅かれ早かれエネルギーが枯渇して袋小路に陥ってしまいます。

子供が母国語を習得するプロセスはいわば自然の摂理ですから、これに逆行すれば当然、学習言語の習得に支障を来してしまいます。

「多言語学習の中村屋」では、以上を踏まえた上で、多忙な生活を送る現代人が限られた時間を使って最大限の効率で頻出語彙を獲得し、さらに語彙を増やしていくための様々な提案をします

また、苦労して覚えた単語や言い回しを確実に長期記憶に移行させるために必要な脳科学の知識も併せてお伝えします。

言語習得の上級理論の解説

僕自身、理論よりも実践を重んじる性分ですし、極論を言ってしまえば、マルチリンガルになるという目的さえ達成できれば、理論の知識はゼロでもいいと思っています。

しかしながら、「多言語学習の中村屋」で提示するメソッドは、従来の語学学習法とは一線も二線も画しているので、理屈で納得しないと今までのやり方を捨てて突き進めないという方がいらっしゃっても不思議ではありません。

そんな方のために「多言語学習の中村屋」では、人間の聴覚器官と発声器官の神経学的な構造、人間の脳が言語音を処理するメカニズム、各国語の音声学的な特徴などを分かり易く丁寧に解説します。

例えば全ての言語は四つの聴覚神経学的なパラメータの組み合わせで記述することができるという事実を知るだけでも、「スペイン語は発音が簡単そう」だとか「中国語の四声は厄介」といった表面的な事象に一喜一憂することなく、全ての言語に共通する構造を見抜き、その攻略法を腑に落とすことができるようになります。

「多言語学習の中村屋」が提供するサービスによって得られるメリット
  1. 世界中の言語をネイティブと比較しても遜色のないように発音することができるようになります。

  2. 短期記憶を長期記憶に移行させるコツを掴み、語彙力を飛躍的に向上させることができるようになります。

  3. 多言語の知識をフルに生かしてビジネスにおける優位性を高めることができるようになります。

  4. 新しい言語に挑戦するモチベーションが途切れることがないので、脳が劇的に活性化し、生涯にわたって痴呆とは無縁の人生を送ることができるようになります。

  5. 学習を進めれば進めるほど新しい言語が母国語と同じように自分の体の中に根付いていく実感が得られるため、自己肯定感が向上し、自信を持って行動できるようになります。

無料ZOOM講座を不定期で開催しています。

多言語学習に興味をお持ちの方はお気軽にお問い合わせください。