英語の勉強におすすめの映画5選!自分の好きな映画で英語を学ぼう

英語を勉強するとき、映画を活用するのは一つの方法ですよね。

とくに映画鑑賞が趣味な方は、好きな映画を通じて英語を覚えたら効果的ではと考えるかもしれません。

もちろんそのこと自体は間違っていないのですが、映画の英語は、英語を母国語とする人を対象としているため、学習者向けにナレーターが吹き込んだ音声教材のような「手加減」が一切ありません。

したがって映画による英語の勉強は、基本的に上級者向けです。市販の音声教材が曖昧に聞こえたり個々の音やイントネーションを正確に再現できなかったりする段階の人には歯が立ちません。

とはいえ、「多言語学習の中村屋」で提唱する独自のメソッドにしたがって、いったん脳内に英語の神経回路が形成されると、映画英語に挑戦するための揺るぎない基盤が構築されます。

そうなればしめたもので、映画を通じて英語を勉強するのが楽しくなります。

ここでは、英語の勉強におすすめの5つの映画を紹介します!

ぜひ映画を通して、英語を勉強したいと考えている人は参考にしてください。

目次

・英語を勉強する時におすすめの映画5選

  1.裏窓 

  2.アメリカン・ビューティー

  3.ラブ・アクチュアリー 

  4.アイズ・ワイド・シャット 

  5.レント  

・映画を見て英語力をアップさせよう

1. 英語を勉強する時におすすめの映画5選

ではさっそく、英語の勉強におすすめの映画を紹介していきます。

1.裏窓 

いわずと知れたサスペンスの神様、アルフレッド・ヒッチコック監督の金字塔的作品で、カメラマンのジェフ(ジェームズ・スチュワート)と恋人のリザ・フレモント(グレース・ケリー)が、アパートの敷地内で発生した殺人事件の謎に迫ります。

劇中、ほぼ全編にわたってカメラはジェフの部屋から出ることがありません。舞台劇のように場所を限定した手法は同監督の作品「ロープ」においても実現されています。

映画の英語にしては、語彙の面でも発音の面でも比較的とっつきやすいと思います。

また、ヒッチコック作品のBlu-RayやDVDは英語以外の言語の音声(ドイツ語、フランス語、スペイン語、イタリア語、ポルトガル語、ロシア語)も収録されているため、余力のある人は映画を通じて多言語学習に挑戦してみるのもいいでしょう。

オリジナル言語以外の音声は吹き替えなので、市販の語学教材には及ばないかもしれませんが、かなり聞き取りやすいです。

2.アメリカン・ビューティー

1999年製作のアメリカ映画ですが、監督のサム・メンデスはイギリス人です。平凡な核家族が崩壊する過程で、現代のアメリカ社会が抱える闇を、時にはシリアスに時にはコミカルに描き出しています。娘の同級生に恋する中年男性をケヴィン・スペイシーが好演しています。

高校生同士や夫婦間の会話といったごく日常的な場面が多いためか、語彙レベルはあまり高くありませんが、ジェーン役のソーラ・バーチ、リッキー役のウェス・ベントレー、アンジェラ役のミーナ・スバーリの台詞の多くからは、「現代の若者たち」が使うアメリカ英語のスラングを学ぶことができます。

3.ラブ・アクチュアリー 

2003年に公開されたリチャード・カーティス監督によるクリスマスを題材にしたロマンティック・コメディ映画です。様々な境遇に置かれた登場人物たちの恋愛模様が最初に描かれるのですが、次第に彼らの物語が互いに繋がっていたことが分かる流れになっています。

この映画はヒュー・グラント、コリン・ファース、ビル・ナイ、キーラ・ナイトレイといった超一流のイギリス人俳優たちをフィーチャーしているため、イギリス英語を学ぶにはうってつけの教材と言えるでしょう。特に英国の首相を演じるヒュー・グラントは、RPアクセント(容認発音とも呼ばれる、イギリス英語の伝統的な事実上の標準発音)の使い手として有名です。

4.アイズ・ワイド・シャット 

完璧主義の鬼才、スタンリー・キューブリック監督の遺作であるだけでなく、当時はまだ離婚していなかったトム・クルーズとニコール・キッドマンが夫婦役を演じた貴重な作品でもあります。

ニューヨークのアッパー・サイドやグリニッジ・ビレッジ周辺を舞台に、子供をベビーシッターに預けた状態での外出、嫉妬の感情に基づく夫婦間の軽い口論、カフェや職場やバーなどでのさりげない会話など、日常的な場面が多く、語彙の難易度は高くありません。多くの台詞がゆっくりと一言一言意味があるかのように発せられるため、とても聞き取りやすいです。

5.レント 

ニューヨークのイースト・ヴィレッジに集うボヘミアンたちの愛と苦悩に満ちた一年間を描くミュージカルで、伝説のブロードウェイ・ミュージカルを映画化したものです。監督は「ハリー・ポッターと秘密の部屋」のクリス・コロンバスです。

使用されている語彙の難易度は高めですが、ニューヨークが舞台であるため、標準的なアメリカ英語のアクセントを学ぶのに適しています。

ミュージカルの性質上、適当なタイミングで歌が入るので、最初から最後まで飽きることなく楽しめます。

2. 映画を見て英語力をアップさせよう

以上、英語学習におすすめの5つの映画を紹介しました。

上級者向けではありますが、映画を視聴することは、英語学習において効果的です。

まさに「好きこそ物の上手なれ」で、映画好きの人は、原語で内容を把握したいと思い、勉強にも力が入ると思います。

英語の基礎ができている中級者以上で普段あまり映画を見ない人は、英語の学習に映画鑑賞を取り入れてみてはいかがでしょうか? 新しい世界が広がるかもしれませんよ。

           

よろしければシェアしてください!