本講座は、いわゆる点数アップを目指した学習や勉強ではありません。
あなたが日本語を自然に覚え、当然のように使いこなせているのは何故でしょうか?
それは幼少期に「音」を感じるなかで、音の持つ意味や法則(文法)に気づくという経験をしているから。
「音」を起点にすれば、どんな言語であっても母国語のように身につけることが可能なのです。
世界各国の言葉を学び、多くの言語の翻訳に携わってきた日本人講師が、理論よりも感覚・感情に焦点を当て、あなたに合った最適な語学体験を提供します。
中村卓雄
起点となる「音」=ネイティブ発音
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外国語の学習において、「音」は重要な出発点となります。そのため、ネイティブの発音を模範とすることを強く推奨します。
ネイティブの発音を習得することは、幼児のように「フラットな視点」で音に接することができれば、それほど困難なことではありません。
また、ネイティブのように発音することは決してカッコいいことでも特別なことでもありません。それは人間の身体が最も自然に対応できる発声方法だからです。
発音については「上手い ⇔ 下手」や「正しい ⇔ 間違い」といった二元論的な思考から離れ、音の全体像を脳に刻み込むことが、習得の鍵となります。
つまり、発音が上手いからと優越感に浸ることも、下手だからと劣等感を抱くことも、どちらも不自然です。
「フラットな視点」で音に接することができるネイティブの幼児は、特定の音に対して先入観や情意的な抵抗を持つことはありません。
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大人の外国語学習者が挫折するケースが後を絶たないのは、十分に聴き込む(傾聴する)ことによって「音」の全体像が身体に沁み込む前に、音声学などの知識をこねくり回して、慣れない外国語の音を分析しようとするからです。
これは音楽で言えば、何度も曲を聴く前に五線譜を広げてコード進行を分析するようなものです。
サーフィンに例えれば、大波に呑み込まれるリスクを恐れて、海に入らずに波の強弱や大小を分析するようなものです。
言語の音は本来、頭で理解するものではなく、体全体で感じるものです。
傾聴することによって「音」の全体像が脳に定着したら(パスバンドに “入ったら” )、その後のプロセス(音素の弁別)は自然に進行します。
このように、まずは音の波に身を任せ、全体から細部へ切り込んでいくという、ネイティブの幼児が母国語を習得する過程を丁寧に踏襲すれば、大人であってもネイティブの発音を身につけることができます。
「音から」学ぶことの効果効用
![言語の本質とは「空気の振動とそれを受け取る人体の相互作用」である](https://www.takuomultilingual.jp/wp-content/uploads/2024/06/nakamuraya-図示-2-1024x845.jpg)
大人になってから新しい言語を学ぶことは大変難しいと言われています。ではどうすれば実践的な語学を習得できるのでしょうか?
そのヒントは「幼児が母国語を習得するプロセス」にあります。
私たちは幼少期に、日本語を喋れるようになるために文法の勉強や単語の暗記をしたでしょうか? 周りの大人たちの言葉やテレビの音声などを聴き、舌足らずながらもそれを真似て言葉を習得していったと思います。
本来、言語とは「聴いて」「真似る」だけで習得できるものなのです。
音を十分聴き、イメージが頭の中でクリアになってから、言語の学習に取り掛からないと失敗してしまいます。
当講座では、このような音韻回路(聴き取りと発声の基礎回路)を確立するお手伝いをします。
効果的に「耳を鍛える」
日本人×マルチリンガルによるオーダーメイドサポート
学べる言語は20か国語以上!複数言語を同時に受講することも。
- 選べるレッスン頻度・時間帯
- 出勤前や帰宅後のレッスンなど、生活スタイルに合わせて柔軟にご支援!
- 興味や嗜好に合わせた教材の選定
- 学びたい言語の映画・エッセー・音楽など、お好みの教材をセレクト!
- 希望者には自習管理を実施
- 自習の継続に向けた管理を実施。教材の持ち込み・学習アドバイスも可能!