フランス語の文法を学ぶ上で知っておくべき代名詞とは

フランス語の文法を学ぶ上で避けて通れないものの一つに“代名詞”があります。

男性名詞と女性名詞や直接目的格・間接目的格などといった文法上の概念に戸惑ってしまう人も少なくないでしょう。しかし、いったん慣れてしまえば恐れるに足りません。

ここでは、そんなフランス語の代名詞についてお伝えします。

代名詞につまずいた方の中には、フランス語を習得する難易度ってどれぐらいなのかと思っている方もいると思います。

僕自身の体験も交えた上で、フランス語は難しい?フランス語習得の難易度を項目別に紹介で詳しく話しているので、ぜひ見てみてくださいね。

目次

・補語人称代名詞―直接目的補語

・補語人称代名詞―間接目的補語

・直接目的格代名詞と間接目的格代名詞の違いを覚えよう

1. 補語人称代名詞―直接目的補語

フランス語の場合、代名詞を使うとき、直接目的格と間接目的格が区別されます

直接目的格とは「~を」を表す目的格です。

文例を見ていきましょう。

私はそれを彼(または彼女)に渡した。

(Je le lui ai donné.)

この場合、「~を」に相当するleが直接目的格の代名詞となります。

フランス語の直接目的格代名詞の一覧です。

  人称 直接目的格代名詞
単数 1人称 me (m’)
2人称 te (t’)
3人称(男性名詞) le (l’)
3人称(女性名詞) la (l’)
複数 1人称 nous
2人称 vous
3人称(男性名詞) les 
3人称(女性名詞)

※()内は母音または無声hに先行する場合に使用

3人称(男性名詞)のle (l’)、3人称(女性名詞)のla (l’)、複数形の3人称lesは定冠詞とまったく同じ形です。

しかし、両者は語順によって区別されます。

名詞の前にきたら定冠詞、動詞の前だったら人称代名詞と覚えましょう(ただし肯定命令文のときだけは例外的に動詞の後ろに置かれ、me、teはmoi, toiに変化します)。

2. 補語人称代名詞―間接目的補語

間接目的格は「~に」を表す目的格です。

文例を見ていきましょう。

私はそれを彼女に渡した。

(Je le lui ai donné.)

この場合、「~に」に相当するluiが間接目的格の代名詞となります。

間接目的格の代名詞は、それ自身に前置詞àを含みます。

またフランス語では、3人称の間接目的格代名詞か1・2人称の間接目的格代名詞かで語順が変わってきます

「私はそれを彼女に渡した。」という上記の例文のように3人称の間接目的格代名詞が使用される場合、3人称の直接目的格代名詞の直後に3人称の間接目的格代名詞が入ります。

私はそれを彼女に渡した。

(Je le lui ai donné.)

黄色=3人称(男性名詞)の直接目的格代名詞

緑=3人称の間接目的格代名詞

しかし、1・2人称の間接目的格代名詞が使用される場合、以下のような語順となります。

(彼は私にそれを渡した)

Il me l’a donné.

緑=1人称の間接目的格代名詞

黄色=3人称(男性名詞)の直接目的格代名詞

先に1・2人称の間接目的格代名詞が来てから、そのあとに3人称の直接目的格代名詞が来るのです。

フランス語の間接目的格代名詞の一覧です。

  人称 間接目的格代名詞
単数 1人称 me (m’)
2人称 te (t’)
3人称(男性名詞) lui
3人称(女性名詞)
複数 1人称 nous
2人称 vous
3人称(男性名詞) leur

代名詞は一般的に前に出てきた言葉を指しますが、後ろの名詞をあらかじめ代名詞に置き換えておくこともあります。

従属節が前にきたときは、代名詞が先にくることもあることを覚えておきましょう。

3. 直接目的格代名詞と間接目的格代名詞の違いを覚えよう

フランス語の代名詞についてお伝えしました。

フランス語の代名詞はややこしく、分かりづらく感じる人もいると思いますが、このような文法事項を理解する以前の大前提として、「多言語学習の中村屋」では、フランス語の回路を脳内に構築する具体的な方法をお伝えします。

そうすれば文法の学習は既に脳が記憶しているフランス語の知識的な側面を補足する役割を果たすこととなり、その見た目の難解さに振り回されることはなくなります。

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